宮地 和実
Miyachi Kazumi
自分にとっての「仕事」の概念を変えたインターン。見つけ出した「ただこなすのではなく、考えて動く」重要さ
インターンを始める前の自分
私は大学1年生・2年生のときに仮面浪人をしていました。
その間、アルバイトもしていたし、大学の授業に行って単位もとっていたし、もちろん受験勉強もしていました。1回目の受験はわずか4点足りずに合格できず、2回目は前日に体調を崩し思うように力が出せず、結局どちらも失敗しました。そして3年生になり、就活に向けて準備を始めました。
具体的には、色んなイベントに参加したり、ビジネススクールに通ったり、学生団体を作ったりしました。このように色々試して、色々な世界を見てきました。
しかしそこで感じたのが、自分は1つのことに集中して取り組み達成したことがないということです。思い返してみれば、仮面浪人中の受験のときもそうでした。受験という1つのことに集中できず、中途半端になっていました。
1つのことに集中してやり抜き、達成する経験が欲しく、インターンを始めることに決めました。自分は最終的には起業したく、そのためにコンサルタントになりたいと考えていました。そこでまずは営業職を経験し現場の泥臭さを体感したいと感じ、ステップハウスに入りました。
インターンを通じてどんな風に成長したか
ステップハウスで実際に営業をしてみて、考え方が変わりました。
最初は仕事って、量をこなせばいいものだと思っていました。皆が出勤していない平日にも出勤したりと、とにかくたくさんこなせばいいと考えていました。しかし実際には、それだけでは成果はでませんでした。
大事なのは考え方でした。もちろん、量をこなすことも大事です。
しかし、考え方が正しくなければ、どんなに量をこなしても間違った方向に向かってしまいます。
正しい考え方といっても、もちろん人によって考え方や価値観はそれぞれ異なります。まず自分自身に「成果を出す」という信念がある人は、自分にとっての正しい考え方が腑に落ちるときが必ず来ます。
このインターンで、信念を持ち、自分が納得できる考え方を指標としてしっかり持ち行動に移すことの大切さを学びました。
成長できた理由・要因は?
私が成長できた理由は、上に述べたような、自分にとって腑に落ちた考え方を見つけることができたからでした。
私は成果が出せずに後輩にもどんどん抜かれていく自分にネガティブになっていました。そこで、成果を出している人の真似をしようと考え、トークの音声を聞いたり普段どういった努力をしているのか見たりしていました。
そこで、ある人のトークの練習をしているところを見たときです。正直、彼のトークをみたときは下手くそだと思いました(笑)なんで彼が成果を出せているのか疑問でした。しかし、その答えは自ずとわかりました。
彼はめちゃくちゃ前向きに、楽しそうにトークをしていたのです。そのとき、ピンときました。私の中で、シンプルに前向きに、ポジティブにやるという考え方が腑に落ちたのです。
そしてその日に取ったアポイントが契約になりました。このように、結果を出すという信念があり、自分にとって腑に落ちる考え方が見つかったことにより、それに向かって努力することで成果を出すことができました。そして2018年度のアポイント部門の売り上げ1位を獲得することができました。
私にとってインターンとは
学生を終えて、その後の人生、一番時間を費やすものは仕事です。その第一歩がインターンです。そして、インターンで得たものが、今後の方向性を規定していきます。もちろん、一生営業をやるわけではないと思います。
そもそもインターンは「仕事」というものに対してどう取り組むかということや、自分が将来何をしたいかということをもまれていく中で作っていく場所です。自分は将来何をしたいか決まっていなかったり、漠然であったりする人もいると思います。
大学生のうちに色んな経験をして、人生のコンパスを作っていく。決して無駄ではない時間だと思います。このインターンを経験して、自分の今後の人生の方向性を考えるきっかけを作ってみませんか。