八幡 憲司
Yahata Kenji
レールから離れる勇気。苦手なコミュニケーションを仕事にする挑戦。
インターンを始める前の自分
僕が就職活動を始めたのは、大学4年の4月下旬になってからでした。
他の学生と比べて遅い時期に就職活動を始めた理由としては、3年次から参加していたゼミが忙しく、それに最後まで参加していると、3月の一斉情報解禁スタートに間に合わなかったためです。
そのゼミの内容としては、金融系のゼミで、経済系の新聞のレポートコンテストに4~5人のグループで参加し、様々な企業へのインタビューなどを通して仮説を検証する、といったものです。
その活動に取り組むため、4月の下旬になるまでは就職活動に時間を割くことができませんでした。そのため、ゼミの活動が落ち着いたらすぐに就職活動エージェントに登録し、焦って面談などこなしました。
その時のエージェントの担当者に、システムエンジニアが向いているとすすめられるまま、僕はIT企業の選考を受け、なにも考えずエントリーシートや面接をひたすらこなしました。7月にやっと内定をもらうことができ、勢いでその企業に就職しようと決めました。
就職することを決め、内定者向けのプログラミングの体験会に参加しましたが、正直なところシステムエンジニアがどんな仕事かよく分からないまま、他人に言われるがまま内定をもらってしまったため、その時点で「僕はこの仕事向いてないな。」と感じました。結局その企業の内定は辞退し、就職活動を再スタートしました。
再スタートで、ようやく自己分析をしました。
僕は小さい頃から人見知りでした。大学でもあまり友達は多い方でなく、コミュニケーション能力が低い、と考えるようになりました。その欠点は、今後の人生をうまくいかなくしてしまう。
それは仕事においてもですが、日常生活においても、人とコミュニケーションを取ることは人生を豊かにするために必要であるため、この苦手克服は重要だと感じました。
苦手を克服するために、コミュニケーション能力をつける職業に就こう、と考えるようになりました。人と話す仕事といえば、「営業」だ、と就職活動の軸を営業職にしぼりました。
しかし、その選考を進もうとする中で、誰でも通ると思っていた面談で落とされてしまいました。
「本当にコミュニケーション能力ないのかも・・・」
自信をなくした自分は、一度長期インターンに参加して、コミュニケーション能力を磨き、営業としてやっていける力をつけようと考えました。
インターンを通じてどんな風に成長したか
実際にインターンを始めてみると、はじめはアポイントも取れませんでしたが、いろいろな人のアドバイスによって、一日に3以上のアポイントを安定して取れるようになりました。
また、インターンを始めてから4ヶ月後には、月に4契約上げられるまで成長することができ、その後はコンスタントにアポイントが商談に繋がるようになってきています。
コミュニケーションを取るのが苦手と感じていましたが、今では相手の質問、意見をきちんと理解し、それに対して適切な返答をできるようになりました。
さらに現在は、「リアクションをとる」ことを意識し、相手の感情に寄り添えるように日々改善しています。
苦手なことへの挑戦、ということで初めは「営業やっていけるのかな・・・」と不安しかありませんでしたが、今ではお客さんとの会話を楽しめるようにまでなってきています。
成長きた理由・要因は?
僕は上長から、「Q&Aが成り立ってないよ。」と言われました。相手の質問に答えられていないし、会話がすれ違っている、と指摘されました。
正直なところ会話がすれ違っているかどうかは自分で判断できなかったため、自分の会話の音声を録音して、上長や先輩に聞いてもらい、何が原因で会話がすれ違ってしまうのか、分析してもらいました。
また、訪問に同行してもらい、さらに上長や先輩のトークを実際に知ることで、できていなかったことに気付けました。
初めは商品知識が少ないため、質問に答えることは誰でも難しいことですが、そもそも相手の質問をしっかり聞いていない、ということに気付きました。まずは相手の話していることを理解して、適切な返答を知り、返す、という一連の会話ができるよう、センスのない僕は地道な努力を積み重ねていきました。
最近取り組んでいる課題、「リアクション」は、様々な先輩から指摘された課題です。リアクションの善し悪しで、お客さんとの会話による信頼関係の構築ができるかどうかが左右されます。
トークのロールプレイングにおいてもそうですが、日々の会話においても意識し、また支部全体で僕のその目標を応援してくれるので、これも日々の積み重ねによって改善されてきました。
私にとってインターンとは
僕はまずこのインターンで、商談を行うクローザーを目指したいと思います。3ヶ月以内に8完工を達成し、ゆくゆくはマネジメントを行うユニットリーダーやチームリーダーに昇進したいです。
僕はこれまでの人生において、レールを踏み外すのが怖く、挑戦したことがありませんでした。
このインターンの参加は、人生で初のレールをしっかり踏み外した出来事です(笑)。
僕は臆病な自分を捨てて、挑戦し続けられる人になる、と決めました。このステップハウスのインターンの参加は、その挑戦の第一歩として今後も地道な努力の積み重ねる場所だと考えています。
ステップハウスで活躍できるようになり、しっかり力をつけた後には、また違った営業の職に就き、新たに挑戦したいと考えています。