『コミュニケーション能力の低い私を払拭したい』インターンを経て主体性が身についたワケ
◎大学 : 同志社大学 理工学部
◎学年 : 4年生
◎名前 : 田中 勇人
インターンシップを始める前の自分
私は理系の学生だったこともあり、学生生活のほとんどを研究と単位取得に時間を使っていました。
研究内容は、簡単に言うと新たなPCR技術の開発です。
PCRは、わずかなDNAを短時間で増やすことで目的物質が存在しているかを知ることができます。
このPCRの特性を活かして、体内や食品などに潜む細菌やウイルスを検出し、遺伝子の研究やDNA鑑定など幅広い分野で利用されていました。
また、最近ではコロナウイルスの陰性・陽性の判定検査に用いられています。
しかし精度面は現在においても課題が残されています。
そのため、私はこの課題を解決するために新たなPCR技術の開発を目的として実験を行っていました。
私はこの実験をするために、週に5~6日は学校生活のことに時間を費やしていました。
インターンシップを始めたきっかけは?
私は理系だったので、3,4回生の間ずっと、就職するか大学院に進学するのかを迷っていました。
なので将来自分がどうなりたいかを考えるためにも、自己分析をすることにしたのです。
その結果、私は小さい頃から相手の表情を伺うことが多く、自分を表現することが出来ない人見知りな事実に改めて気づきます。
そのため、大学でもあまり友達は多い方でなく、コミュニケーション能力が低いと考えていました。
しかし、社会生活を送っていく以上、他人と必ずコミュニケーションを取らないといけません。
コミュニケーション能力が低いことは、今後の人生で大きな欠点となるかもしれないと心配になりました。
なのでこの欠点を克服するためには、自由な時間の多い学生時代に行動すべきだと考え、インターンシップを探しました。
その中で、最もコミュニケーション能力が付くであろう「営業」のインターンシップを選んだのです。
インターンシップを通じてどんな風に成長したか
インターンシップを始めたばかりの頃は、お客様と会話するのですら緊張していました。
しかし、色々な人のアドバイスや場数を増やす事によって、お客様の質問や意見をきちんと理解し、それに対して適切な返答をできるようになりました。
また試行錯誤を繰り返す内に、自分のコミュニケーションに対する弱点を知る事ができたのです。
その部分を深くまで突き詰める事で克服し、今では自信を持って他人とコミュニケーションを取ることが出来るようになりました。
苦手なことへの挑戦は不安で逃げ出したくもなることもあります。
しかし、今では苦手なことへの挑戦が成長出来る絶好の機会だと考えるようになり、逆境が楽しみへと変わりました。
成長できた理由・要因は?
成長できた理由は、先輩たちのサポートのおかげです。
私は営業していく中で、自分は上手く話しているつもりでも、お客様には刺さっていないことが多くありました。
しかし、自分では何が原因かよく理解することができなかったのです。
そこで、自分の会話の音声を録音して、上長や先輩に聞いてもらい、何が原因なのかを分析してもらいました。
このように分析してもらったことを改善することで、以前よりも話がしっかりお客様に伝わるようになったと実感しています。
先輩方に添削していただいたり、アドバイスや意見を頂いたり、その意見を踏まえて自分からも発言出来るからこそ成長することが出来ました。
これから挑戦したい事
これから挑戦したいことは、2つあります。
1つ目は、安定してアポイントが取れるようになることです。
2つ目は、商談に入り契約に繋げる「クローザー」というステージに挑戦したいです。
アポイントを取ることでも営業力は付きますが、クローザーは契約に直結してくるため、それ以上の営業力が必要な役目です。
そのため、どんな時でも自分の営業力に満足せず、毎日努力を欠かさず挑戦できる人になりたいです。
また、自分が現在加入しているインターンシップに入社したことで組織に何か1つでも変革を起こせる人材にもなりたいと思います。
あなたにとってインターンシップとは
人とのコミュニケーションを通して、新たな視点が得られる場だと思っています。
インターンシップを通じて、今までの生活では関わることのないお客様と関われたことで、新たな価値観や考え方を知る事が出来ました。
この経験は、今後の人生に大きく活かす事ができると思いますし、貴重な経験でしょう。
営業は自分の力ですべて決まる世界なため、自分が行動を起こさない限り何も変わりません。
そのため、結果を出すための行動を自主的に取るので、主体性が身につきメンタルを鍛えることができるのです。
私はインターンシップを、このようなことが学べる絶好の機会だと思っています。