【短期インターンのメリットを徹底解説】どんな基準で選ぶ?デメリットや身につくスキル、長期との違いも紹介
はじめに
インターンシップは就職活動の1つで、多くの学生が行っています。
特に短期インターンは多くの企業が開催しており、どの企業のインターンに参加したらいいのか分からない学生も少なくありません。
この記事では短期インターンについて選ぶ基準や参加のメリット・デメリット、身につくスキルなどを紹介していきます。
短期インターンに参加したいと考えている学生は本記事を参考に、参加するインターンを探してみてください。
短期インターンとは
短期インターンとは1日から1週間程度で開催されるインターンシップのことです。
期間が短いため実務経験を積みたい学生にとても人気で、就活成功のポイントとしても考えられています。
自身のキャリアプランをより良いものにするためにも、積極的に参加することが重要です。
また昨今では売り手市場とも言われているため、短期インターンは学生への企業PRも兼ねており様々な方法でインターンが開催されています。
企業によってはとても独特なプログラムを行うこともあり、どんどん多様化していると言えるのです。
短期インターンの開催時期
短期インターンの開催時期は基本的に夏と冬の長期休暇中が多いです。
インターン選考などを合わせると夏・冬それぞれ4~6月、10~1月頃から募集がスタートする傾向にあるでしょう。
短期インターンは人気企業であれば倍率も高く、早い時期に定員を超える場合があります。
もし自分の志望している企業が人気が高い場合は、早めに応募することがおすすめです。
短期インターンと長期インターンの違い
こちらでは短期インターンと長期インターンの違いについて紹介していきます。
本サイトでは長期インターンについて紹介している記事も掲載されているので、ぜひこちらも参考に比較してみてください。
違い①基本的な開催期間の長さ
短期インターンは長期インターンよりも短い1日から1週間ほどの期間で開催されます。
短い期間での開催のため、複数の企業の短期インターンを経験することができるのです。
開催時期が夏や冬の長期休暇に集中しているため、どの企業の短期インターンに参加するかをしっかりと確認してスケジュールを立てる必要があります。
違い②募集対象
募集対象の違いも短期インターンと長期インターンの違いの1つです。
学年関係なく参加することができる長期インターンと違って、短期インターンは大学3年生や大学院1年生がメインターゲットとなります。
そのため、大学1年生や2年生が応募できない場合も多いです。
時期が限定されることを考慮し、大学1~2年時に長期インターンに参加して3年時に短期インターンに参加するなど計画を立てると良いでしょう。
違い③体験できる業務量
短期インターンは体験できる業務量も長期インターンと違います。
短期インターンのプログラムはその開催期間の短さから、実務的なものよりも研修形式のものが多いです。
例えば、ビジネスマナー研修や課題に対するグループディスカッションなどが挙げられます。
短期インターンで実践的な業務をしてみたい場合は、企業のインターンプログラムについてしっかりと確認する必要があるのです。
違い④給料の有無
短期インターンと長期インターンの違いの1つに給料の有無も挙げられます。
短期インターンの場合は期間も短く、内容も実務的なものよりも研修的なものであるため給料が発生しない場合が多いです。
しかし、無給でも得られるものは多いでしょう。
短期インターンも積極的に参加してみてください。
短期インターン参加のメリット・デメリット
こちらでは短期インターン参加のメリット・デメリットについて紹介していきます。
メリット・デメリットをしっかりと理解して、短期インターンに参加するかの判断に利用しましょう。
メリット
こちらでは短期インターン参加のメリットについて紹介していきます。
多くの企業や業界について学ぶことができる
多くの企業や業界について学ぶことができることはメリットの1つです。
前述もしましたが、短期インターンは1日から1週間の期間で開催されるものが多くあります。
長期休暇を通して複数の短期インターンに参加することで、より深い業界研究に役立つのです。
実際にその業界や企業で就業体験できることは、情報として勉強する以上に有意義な企業・業界研究につながるためおすすめでしょう。
多くの学生や社会人と出会うことができる
多くの学生や社会人と出会うことができることもメリットの1つです。
短期インターンは短いスパンで終えることができ、別の短期インターンに参加するということもできます。
そのため、様々な企業のインターンを通して多くの学生や社会人との関わりを持つことができるのです。
このようなインターン参加で築けた人とのつながりは、就活本番における情報交換などの様々な場面で活かすことができるでしょう。
インターン選考で就活の選考の練習ができる
インターン選考で就活の選考の練習ができることもメリットの1つです。
インターン選考では就活選考同様書類審査や面接選考などがあります。
インターンに参加する場合、学生としてではなくその会社の一員として考えられるため選考も楽ではないです。
特に人気の企業の場合なら、しっかりと対策をしないと選考通過は難しくなるでしょう。
インターン選考時からこのような状況慣れておくことによって、就活選考本番の準備にもつながるはずです。
デメリット
こちらでは短期インターンに参加するデメリットについて紹介していきます。
選考が有利になる可能性は高くない
短期インターンに参加しても選考が有利になる可能性は高くないということはデメリットの1つです。
短期インターンは開催期間も短いですし、何回かに分けて開催される場合がほとんどであるため、非常に多くの学生が参加します。
またその開催期間の短さから、学生の良さなども必ず理解されるわけではないのです。
ただ短期インターンに参加することが選考の必須条件の企業もあるため、事前の調査が必要となりますね。
選考倍率が高く必ず参加できるとは限らない
選考倍率が高く必ず参加できるとは限らないこともデメリットの1つです。
インターンを主催する企業は、応募してくる学生からしっかりと選考を行います。
そのため落ちる学生も少なからずおり、有名企業の人気インターンとなれば選考の倍率は一気に大きくなるのです。
インターンをしようと考えて行動したとしても、1つも選考が通らないという状況になる可能性も捨てきれません。
必ず実務経験を積めるわけではない
必ず実務経験を積めるわけではないこともデメリットの1つです。
短期インターンはプログラムとして実務的なものではなく、研修的なものがすべてになることもあります。
そのため実務経験を積むことを目的にしている場合、物足りないと感じてしまう学生も出てきてしまうでしょう。
スキルや業務経験を積むことを目的にインターンに参加したいと考えている方は、企業の出すインターンプログラムをしっかりと確認する必要があります。
短期インターンの選び方の基準
こちらでは短期インターンの選び方の基準について紹介していきます。
世の中にはとても多くの業界や企業があり、インターンの募集を行っています。
いざインターンを選ぼうと考えても種類が多すぎて、どこに参加するべきか悩む学生も少なくありません。
こちらで紹介する選び方を参考に、自分の参加したい短期インターンを探してみましょう。
就職したい業界に合わせて選ぶ
就職したい業界に合わせて選ぶことは基準の1つです。
特定の企業や職種が分からなくても、志望の業界がある場合は業界で絞ってインターンを探すこともできます。
色々な業界を見て回りたい場合は業界別に短期インターンに参加することもありでしょう。
就職したい職種に合わせて選ぶ
就職したい職種に合わせて選ぶことも基準の1つです。
この職種がしたいと希望がある場合は、その職種が体験できるインターンであるかを基準に探します。
特に志望している職種がクリエイター職の場合は、インターンを通して現場の雰囲気を感じたり実務経験を積んだりすることは重要なことです。
職種ごとの短期インターンを募集している企業も多く存在するため、志望する職種がある場合はそういった観点から探してみることがおすすめでしょう。
プログラムの内容で選ぶ
プログラムの内容で選ぶことも基準の1つでしょう。
プログラムの場合は、上記で紹介した業界・職種のどちらかで決めたものと併せてプログラム内容で考えることがほとんどとなります。
例えば実務を多く経験したい場合、実務体験が可能なインターンプログラムなのかを判断するのです。
プログラムの内容は企業によっても様々な特色があるため、興味を惹かれたプログラムがあればそこに応募するというのが自然でしょう。
短期インターンで身につくスキル
こちらでは短期インターンで身につくスキルについて紹介していきます。
ビジネスマナー
ビジネスマナーは短期インターンで身につくスキルの1つです。
インターン生は学生としてではなく、いち社員として見られます。
そのため、ビジネスマナーの指導や研修がある場合が多いでしょう。
それは実務体験が少ないプログラムのインターンでも同様です。
またインターン選考でもビジネスマナーを見られるため、選考からインターンまでビジネスマナーについて学び実践することができます。
ビジネスマナーは就活だけでなく、その後の社会人人生でも大きく役に立つためインターンに参加してその精度を高めましょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力も短期インターンで身につくスキルの1つです。
短期インターンはプログラムにもよりますが、基本的にグループワークをする場面が多くあります。
また社員と関わる機会も多く設けられていることもあるため、先輩社員との関わりを通してでもコミュニケーション能力を鍛えられるのです。
問題解決能力
問題解決能力も短期インターンで身につくスキルの1つでしょう。
短期インターンのプログラムでよくあるのが、与えられた課題に対してグループで解決策を考えるというものです。
会社の業務に関するものから一般的な時事的なものまで様々なテーマについてグループディスカッションで解決策を探ります。
このようなプログラムでは、問題解決能力が鍛えられるでしょう。
このスキルは就活選考でも強く見られがちな観点です。
短期インターンを通してしっかり身につけられるよう意識してみてください。
短期インターンに参加する際の注意点
最後に短期インターンに参加する際の注意点を紹介していきます。
短期インターンは選考で有利になりにくいと前述しましたが、良くない行動をすると選考に悪影響が出やすくなるのです。
そのため以下で紹介する注意点を意識して短期インターンに臨みましょう。
インターン中は学生ではなくいち社員として見られることを理解すること
インターン中は学生ではなく、いち社員として見られることを理解することは注意点の1つです。
これを理解せず学生気分でインターンに臨むことは企業からの心象が悪くなるだけでなく、ミスやトラブルにもつながり兼ねません。
この意識は社会人としての責任感を養うためにも重要でしょう。
インターンを通して学び、その意識を早い段階で根付けることはとても大きいのです。
たとえ短い期間の短期インターンでも、いち社会人としての自覚を持った行動をすることは非常に大切だと言えます。
ビジネスマナーを徹底すること
ビジネスマナーを徹底することも注意点の1つです。
短期とは言え実務を行う可能性があり、その際には社員の人だけでなく外部のお客様とお会いする機会も少なくありません。
その際にビジネスマナーを欠いた振舞いをしてしまい会社に迷惑をかけてしまっても責任はとれないです。
また、そういった振舞いや言動は担当者もしっかりと見ているため、その後の選考に悪影響を及ぼすことも考えられます。
そうならないように、短期インターンに参加する際にはビジネスマナーを徹底していきましょう。
ミスやトラブルがあった際にはきちんと報告すること
ミスやトラブルがあった際にはきちんと報告することも重要な注意点の1つでしょう。
短期インターン生として参加している間に実務であるにしろないにしろ、ミスやトラブルがあった際には担当社員に報告することが必須です。
ミスやトラブルを起こすとどうしてもその後のことを考えて報告しづらいと考える人も少なくありません。
しかし、報告しないことによって発生する損害などの方が会社にとってマイナスになることがほとんどです。
トラブルを大きくしないためにも、ミスやトラブル発生時には早急に担当社員への報告を行いましょう。
まとめ
本記事では短期インターンについて紹介してきました。
短期インターンへの参加は、昨今の売り手市場の就活事情において企業側のPRが多くなされ、企業の良い面をたくさん知れる良い機会と言えます。
また期間も短いため、複数の企業の短期インターンに参加することもできるのです。
短期インターンの活用によって、実務経験や研修での学びを多く自分のものとして就活本番に向けて実力をつけていきましょう。
本サイトでは本記事以外にも短期インターンやインターンシップについて紹介している記事を掲載しています。
ぜひ参考にして就活に役立ててください。