圧倒的に欠けていたのは”協調性”。相手の立場に立てるようになったことで得た副産物とは
◎大学 : 嘉悦大学 経済経営部
◎学年 : 2年生
◎名前 : 黒羽 陸斗
インターンを始める前の自分
私は大学受験に失敗してしまい、将来就職できるのか不安な気持ちになっていました。
それに加え、新型コロナウイルスの影響で大学の授業がオンラインになってしまったことで友人を作ることもできませんでした。
また、飲食店でのアルバイトもシフトに入れないためお金を稼ぐこともできずにいたのです。
自分は何をすればいいのか分からず、ただ呆然と家の中にいることしかできない生活を送っていました。
そのため、現実から目を背けてオンラインゲームばかりの生活を送っていたのです。
今考えると、無駄な時間を過ごしていました。
インターンを始めたきっかけは?
大学の先生がインターンシップをやることを進めてくださったことがきっかけで、インターンシップの応募サイトに登録しました。
それに加えて、先生が1年生から取り組んだ方が良いと教えてくれたのです。
当時飲食店でのアルバイトもできなかった私は、迷わずに有給の長期インターンシップに挑戦することを決めました。
周りにはインターンシップをしている人がいなかったので不安はありましたが、何か自分のためになることがしたいと思い応募したのです。
実際に始めてみると同い年の学生がいたため、不安はなくなりました。
また先輩方も可愛がってくれたため、非常に居心地の良い環境だと感じていました。
新型コロナウイルスの影響で大学に行けなかった私に初めての友人ができたのです。
インターンを通じてどんな風に成長したか
以前の私は友達から相談を受けても、「私だったらこう考える」と自分の意見ばかりを押し付けていました。
おそらく、相手の立場に立って物事を考えることができていなかったからだと思います。
また何も考えずに行動をしていたため、誰かを傷つけてしまうなど間違った行動をすることもありました。
しかし、インターンシップを通じて相手の立場で物事を考えることができるようになりました。
これは、インターンシップでお客様の話を聞くことが多かったため、多くの話を聞く中でできるようになったスキルだと思います。
自分の考えを分かりやすく言語化できるようになった結果、友達から相談されることも増えました。
成長できた理由・要因は?
成長できた要因は2点あります。
1点目は、KPTの存在です。
KPTとは1日の自分のできたこと、できなかったことを書き出し、それに対しての改善方法を考えるものです。
反省を書き出す作業の中で、自分の考えを上手く言語化できるようになりました。
また、自分が書いたものを上司に見せることでフィードバッグを頂けます。
それを積み重ねていくうちに客観的に自分を見つめられるようになりました。
2点目は、上司からいただいたアドバイスの影響です。
入社したての頃は大事な言葉が抜けていることや、若者言葉を使っていたため、相手を怒らせることが多かったと思います。
そこで上司から、「お客様に対して中立の立場で意見を聞くべき」「自分の感情のコントロールをする必要がある」など様々なアドバイスをいただきました。
そのアドバイスのおかげで成長することができたと思います。
これから挑戦したい事
私はインターンシップで身につけた営業力を生かし、成し遂げたいことがあります。
それは不動産を取り扱う企業に勤め、成果を出すことです。
私はインターンシップで磨いた力で、お客様に良いものを提供したいと思っています。
そのためには、更なる営業力を身につけると共に、マネジメント力も伸ばさないといけません。
そこでインターンシップ期間中に、新人教育などのマネジメントができるリーダーポジションを任されるように頑張りたいです。
また営業を経験したことで自分に自信もついたため、彼女を作って残りの大学生活も楽しみたいです。
私にとってインターンとは
私にとってインターンシップとは、自分が知らなかったことを知れる場所だと思います。
以前の私は、商品が売れる方法や、営業マンが商品を売るために苦労していることすらも知らなかったのです。
言葉選びの大変さや話を聞くことの重要さは、インターンシップをしなくても分かることなのかもしれません。
しかし学生のうちから実際に働け、そのスキルを自分のものにできる環境は、インターンシップでしか経験できないと思います。
新しいことを始めるのは、難しいかもしれません。
しかし絶対に変わることができるので、インターンシップをまだ経験していない人には是非挑戦してほしいです。