「大好きなことができなくなった絶望」を味わったからこそ圧倒的に成長できた。何事もポジティブに捉えるひたむきさ
インターンシップを始める前の自分
インターンシップを始める前はテニスに打ち込んでいました。
大学内のサークル対抗戦に向けて、細かい食事から筋トレまで細部にわたって気遣っていたのです。
テニスをすることが大好きだったので、テニスのために生きていたと言っても過言ではありません。
ただそんなある日、友達とスノーボードに行った時に事故に遭ってしまい右肩を脱臼してしまいます。
つまり、楽しかったテニスができなくなってしまったわけです。
これまで真剣に打ち込んでいただけに心の底から消沈していきました。
当時、大学生活で唯一楽しかったことがテニスしかなかったので大学の授業は正直苦痛でしかありませんでした。
テニスがなくなった以上、残るものは大学の授業のみでとても絶望したのを覚えています。
インターンシップを始めたきっかけは?
始めたきっかけは二つです。
一つ目は、ある尊敬している人に「おまえは浅い」と言われた時でした。
その時「自分は浅くない」と心の底から反論できていない自分がいました。
このままでは何もできない自分のままだと思い、より深みのある人間にならないといけないと感じました。
二つ目は前述にある通り、大好きだったテニスが右肩の脱臼でできなくなり時間が有り余ったからです。
テニスをしていた時間が空白になった時に、少しでもこの時間を有効活用したほうが良いと思い、インターンシップを始めることにしました。
その時、今後の就活のことも少しは頭にあったというのもあります。
インターネットでインターンシップを探して色々と面接にいった結果、現在のインターンシップ先の企業が自分のことを採用してくれました。
インターンシップを通じてどんな風に成長したか
インターンシップを通じて自分が特に成長したと思えるところは、何事もポジティブに考えられるようになったことです。
営業をやるにあたって、断ってくるお客さんは非常に多いです。
自分がオススメしようとするものを真っ向から「いらない」と否定してくるお客さんもいます。
はじめは正直落ち込んだりやる気がなくなったりしてしまうこともありました。
そんな中でも契約していくためには、断ってくることをポジティブに捉えて根気強くやることが絶対条件でした。
そんな形で続けていたらポジティブな人間になれたので前より楽しく生きられているなと実感しました。
ネガティブだとそもそも行動に移すことすらできないので、困難な壁があると超えられずに終わってしまいます。
ポジティブになると何事も前向きに捉えることができるので、どんな困難があっても乗り越えることが可能になるのです。
例えば彼女にふられても、「俺の良さに気付く前にふっちゃってかわいそうだな」といった具合だったので全く落ち込まなかったです。
それに落ち込んだところで何か良いことが起こるわけでもありません。
むしろ負の連鎖に陥ることもあるので、このポジティブに生きることは続けたいと思います。
成長できた理由・要因は?
なんといっても環境だと思います。
現在も続けられているのは本当に素晴らしいチームメイトたちに囲まれているおかげです。
このチームメイトがいなければ辞めていてもおかしくないし、このような成長も絶対ありませんでした。
営業について聞きたいことがあればわかりやすく答えてくれるし、何か結果を出したら自分のことのように褒めてくれます。
契約をしたという結果よりも、一つ契約できたら盛り上がってくれるのが何より嬉しかったです。
それに結果が出ずに落ち込んでいる時は上司が「元気だせよ」と、焼き肉を奢ってくれるなど本当に人格者に恵まれたと思います。
また、仲の良い同僚とドライブして遊びに行くなどといったことがとても楽しかったです。
このように毎回の仕事の日が楽しみだったということも成長の理由にあると思います。
これから挑戦したいこと
先ほども述べたように、本当に上司の方々には優しくしてもらったことを心の底から感謝しています。
なので、上司の方々に恩返しができるようにきちんと営業で結果を出したいです。
できればインターンシップ先の企業で売上一位を目指したいと思います。
また、僕は薬学部なので将来は薬品関係の営業をしたいと考えています。
インターンシップ先では既に決められた商材でしたが、自分の得意分野の商材を売っていけたらより楽しいはずです。
ただ、営業のやり方を知らないと当然営業することはできません。
このインターンシップで学んだことを活かして、将来自分の得意分野で営業していきたいと思います。
なかなか学業との両立は難しいとは思いますがどちらもきちんと結果を出し、薬品関係の営業をしている大手企業に就職できるように頑張ります。
私にとってインターンシップとは
僕にとってインターンシップとは、自分という人間はどういう人間なのかということを再評価し成長していけるところだと思います。
これは大手企業に就職した同僚の話ですが、その人は一般的な大学で普通のサークルに入りいわゆるごく普通の大学生だったそうです。
しかしそこで長期インターンシップを行い、もがいたそうです。
普通なら2ヶ月以内に結果を出せるものなのですが、その人は半年以上結果がでなかったと言います。
その同僚はそんな中、自分ができないことを自覚して必要な要素を模索したところ全社で3位まで上り詰めたようです。
そしてその経験を活かし大手企業に就職することができました。
それを聞いた時、本当に成長できる環境なんだなと感じました。
そのような背景もあることから、インターンシップは自分という人間がどういう人間なのかを再評価し成長できる良い環境だと思います。
大学慶應義塾大学薬学部学年3年