【50種類の職種を一覧で公開】業種との違いは?自分に合う職種がわからない時の対処法まで詳しく解説
はじめに
自分に向いている職種を探そうとしても、どんな職種があるかわからないと探せないですよね。
この記事では50種類の職種を紹介するので、あなたが興味をもてそうなものを探してみてください。
また、職種と業種の違いや自分に合う職種がわからない時の対処法も紹介します。
職種への理解を深めて職種研究や志望先の決定など、就活に活かしてみてくださいね。
職種と業種はどう違う?
職種と業種の違いは以下の通りです。
- 職種:仕事内容における分類(例:営業・経理など)
- 業種:事業による分類(例:製造業・金融業など)
どちらも仕事の分類ですが、分け方が異なるので覚えておきましょう。
職種と業種の両方を使って職業を表すこともあります。
たとえば「金融業の営業」「製造業の経理」といった具合です。
似たような言葉ですが意味が異なるので、ここでしっかりと理解しておいてくださいね。
就活における職種の考え方
就活においては自分に合う仕事を探すことが重要です。
職種と業種の掛け合わせで仕事を理解すると、自分に合った仕事が見つけやすくなります。
同じ職種であっても業種が異なると仕事内容はかなり変わってくるものです。
多くの学生は職種ばかりに目が行きがちですが、業種と組み合わせて考えることでより後悔の少ない就活ができますよ。
ぜひ実践してみてくださいね。
自分に合う職種・業種を選ぶ方法
「職種と業種を組み合わせて仕事を探すとよい」と言われても、そもそも自分が気に入る職種や業種を見つけるのは難しいですよね。
そこでこの章では、自分に向いている職種・業種を選ぶ方法として以下3つを紹介していきます。
あなたが仕事に対して最も重視したいもので選んでもよいですし、3つの掛け合わせで選んでもよいです。
まずは3つの視点について確認していきましょう。
- やりたいことから探す
- 向いていることから探す
- 給料などの待遇から探す
①やりたいことから探す
日常生活の大半を仕事に費やすことになるため、やりたくないことを仕事にするとストレスが溜まってしまいます。
「ストレスを溜めたくない」「我慢せずやりたいことをしたい」という方は、やりたいことから職種や業種を選んでみるのがよいでしょう。
とは言え「そもそもやりたいことがない」という方も多いかもしれません。
やりたいことを見つけたい方は以下の記事も参考にしてみましょう。
3つの質問について考えるだけで、あなたが本当にやりたいことを見つけられますよ。
②向いていることから探す
やりたいことを仕事にしても向いていないと、成果が出せず周囲から評価されないので辛くなることもあります。
「自分の能力を発揮して他者に貢献したい」「評価される環境に身を置きたい」と感じる方は、向いていることから職種や業種を選ぶのがおすすめです。
「自分の向いていることがわからない」「自分の強みってなんだろう?」と思う場合には、以下の記事も参考にしてみてください。
長所や強みを50選紹介しているので、あなた自身に当てはまるものがきっと見つかるでしょう。
短所から長所に言い換える方法にも触れているため「短所はあるけど長所が思い浮かばない」という人でも長所を見つけられますよ。
長所を選考に生かす方法についても解説しているので、選考対策を行いたい方にもおすすめの記事です。
③給料などの待遇から探す
やりたいことや向いていることを仕事にできても、給料などの待遇が悪かったら仕事にやる気を出しにくいですよね。
細かい待遇については企業ごとに異なりますが、業種によって大まかな待遇が決まってきます。
業界の安定性や将来性によって業績が伸びるかどうかがある程度決まるからです。
「たくさん給料をもらいたい」「定時上がりでプライベートを充実させたい」などと思う場合には、待遇のよい業種から考えてみるのがよいでしょう。
待遇のよい業種を見つけたい場合には、業界研究を行なってみてください。
業界研究のやり方については以下の記事で解説しているので、興味があれば読んでみましょう。
自分に合う職種がわからない時の対処法
職種の選び方がわかっても「自分に合う職種がわからない」と感じる方もいるかもしれません。
自分に合う職種がわからない時には以下5つの方法を実践してみてください。
組み合わせることで自分に合う職種が見つかりやすくなりますが、一気にやろうとすると大変なものです。
まずは1つでよいので「これなら取り組めそうだな」と感じるものを選んで、実践してみてくださいね。
- 自己分析・他己分析をする
- 業界・職種研究をする
- やりたくないことから考えてみる
- OB/OG訪問で先輩に聞いてみる
- インターンで実際に体験してみる
①自己分析・他己分析をする
自己分析・他己分析をやってみましょう。
自分についての理解が浅いと向いている職種がわからないからです。
自己分析をすると自分の価値基準や特性を知れて、他己分析をすると他者から見た自分を知ることができます。
さまざまな角度から自分自身を知ることで「こういう職種なら楽しめるかも」などと思えてくるでしょう。
自己分析や他己分析のやり方については以下の記事で解説しているので、こちらも活用してみてくださいね。
【就活における自己分析の目的とは】なぜ就活の1番始めに自己分析をするべきなのか?始める時期や自己分析のメリットまで解説!
②業界・職種研究をする
自分自身についての理解が深まっていても、業界や職種への理解が浅いと向いているものが見つけにくいです。
「そもそもどんな業界・職種があるかわからない」という場合には、まずは選択肢を知ることから始めてみましょう。
また業界・職種研究の結果を自己分析の結果と照らし合わせて考えることで、より自分にあったものが見つけやすくなります。
③やりたくないことから考えてみる
やりたいことや向いていることがわからない場合には、やりたくないことや向いていないと思うことから考えてみましょう。
自分に自信がなかったり、好奇心が薄かったりする性格の方にはとくにおすすめです。
「絶対やりたくない」「できればやりたくない」などと嫌なものを順番に考えていきましょう。
消去法で残ったものであれば特別好きでなくても「やっていて苦痛ではない」という仕事なので、無理なく続けられる可能性が高いですよ。
④OB/OG訪問で先輩に聞いてみる
OB/OG訪問をして先輩がどうやって自分に向いている職種を選んだのかを聞いてみるのもおすすめです。
とくにあなた自身と価値基準や性格が似ている先輩の場合には、参考になるでしょう。
OB/OG訪問のやり方や注意点などについては以下の記事で解説しています。
OB/OG訪問をすると選考が有利になることもあるので、選考を有利に進めていきたい方もぜひ読んでみてくださいね。
⑤インターンで実際に体験してみる
インターンを利用して実際に仕事を体験してみるのもよいでしょう。
職種や業種についてどれだけ調べても、実際にやった時に自分がどう思うかはわからないからです。
体験してみることで「やってみたら意外と楽しかった」「思ったより苦手だった」といった気づきを得られます。
「インターンってなに?」「どんな手続きが必要?」といった疑問をもった方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
50種類の職種一覧
ここまでで自分に合った職種を選ぶ方法を紹介しました。
とは言え、どんな職種があるかわからないと選びようがないですよね。
ここからは50種類の職種を紹介していきます。気になるものを見つけて調べてみてくださいね。
すべてではありませんが、職種名をクリックするとその職種について解説している記事が開くのでこちらも活用してみましょう。
- 営業職
- 事務職
- 企画職
- サービス業
- ものづくり系
- IT系
- 金融系
- 医療・介護系
- クリエイティブ系
- 公務員
①営業職
営業系の職種としては以下のようなものが挙げられます。
法人営業・個人営業・フィールドセールス・内勤営業は、営業手法によって分類されている職種です。
あらゆる業界で働けるものなので、調べる際にはあなたが向いている業界についても考えるようにしてください。
- 保険営業:保険を必要としている人に保険の仕組みなどを説明して販売する仕事
- 法人営業:法人を相手に商品やサービスを販売する仕事
- 個人営業:個人を相手に商品やサービスを販売する仕事
- IT営業:IT関係の商品やサービスを販売する仕事
- MR:医薬品の正しい知識を伝えていく仕事
- フィールドセールス:顧客の元を訪問して営業する仕事
- 不動産営業:物件の売買や賃貸契約の仲介などをする仕事
- 内勤営業:会社内で電話やメールなどを使って営業する仕事
- 広告営業:広告を出してくれる企業や個人を探す仕事
そもそも営業職ってどんな仕事なのかを知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
②事務職
事務職としては以下3つが挙げられます。
事務職はパソコンの基礎的なスキルやビジネスマナーが求められる仕事です。
「そもそも事務職ってどんな仕事?」と疑問に思う方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
仕事内容や向いている人の特徴が紹介されているので、自分に向いているかが判断できるでしょう。
③企画職
企画職の主な仕事として以下4つが挙げられます。
さまざまな企画を考える仕事なので、アイデア出しが上手い人や考えるのが好きな人に向いている仕事です。
- 経営企画:経営に関わる大きな企画をする仕事
- 営業企画:商品やサービスをたくさん売るための戦略を考える仕事
- 事業開発:新しい商品やサービスの開発をする仕事
- 広報:商品やサービスを広く知ってもらうための戦略を考える仕事
④サービス業
サービス業の主な仕事としては以下が挙げられます。
接客業とも呼ばれるほど人と関わる仕事なので、コミュニケーションスキルが高い方や人の喜ぶ顔を見るのが好きな人に向いている仕事です。
- ツアープランナー:旅行プランを提案する仕事
- 経営コンサルタント:経営に関するアドバイスを行う仕事
- ITコンサルタント:ITを使った事業戦略などをアドバイスする仕事
- キャビンアテンダント:飛行機の中でサービスを提供する仕事
- カスタマーサポート:お客様のサポートをする仕事
接客の仕事に興味がある方は以下の記事も参考にしながら、自分に向いているかどうかを確かめてみてくださいね。
⑤ものづくり系
ものづくり系の主な仕事は以下の通りです。
ものを作るのが好きな人や機械を触るのが好きな人から人気があります。
- 機械設計:機械のコンセプトから設計図までを作る仕事
- 回路設計:電子機器の根幹となる回路を設計する仕事
- 生産管理:商品を作る生産過程を適切に管理する仕事
- 建築士:建築物の設計や講師の監視を行う仕事
- 航空整備士:飛行機の点検を行う仕事
ものづくりに関わる仕事を技術職と呼ぶこともあります。
技術職に興味をもった方は以下の記事で、技術職について理解を深めてみてくださいね。
⑥IT系
ITを使った仕事としては以下のようなものが挙げられます。
ITは今後さらに進化していくと予想されているため、将来性のある仕事をしたい人から人気です。
デジタル機器が好きな人や表現をするのが好きな人に向いています。
- データサイエンティスト:デジタルデータを使って企業の業務に役立てる仕事
- Webデザイナー:Webサイトなどのデザインをする仕事
- CGデザイナー:CG技術を使ってさまざまなデザインをする仕事
- グラフィックデザイナー:商品の宣伝につながるデザインを作る仕事
- Webライター:ネット上に載せるありとあらゆる文章を書く仕事
- デジタルマーケター:インターネット上でマーケティングを行う仕事
- プログラマー:プログラミング言語を使ってさまざまなシステムを作る仕事
IT系の仕事について理解を深めたい方は、IT業界の研究を行なってみるのがおすすめです。
以下の記事でIT業界について解説しているので、参考にしてみてくださいね。
⑦金融系
金融系の主な仕事としては以下3つが挙げられます。
金融系は論理的に考えられる人や分析が得意な人に向いている仕事です。
- ファイナンシャルプランナー:お金のライフプランを考える仕事
- 証券アナリスト:市場の分析を行う仕事
- エコノミスト:景気や為替の状態などを調査する仕事
金融の仕事に惹かれた人は、金融業界についての理解を深めてみるのがおすすめでしょう。
以下の記事で金融業界について図解でわかりやすく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
⑧医療・介護系
医療・介護系の仕事としては以下が挙げられます。
人の命や暮らしに密接に関わる仕事なので、人を助けることが好きな人や人と関わるのが好きな人におすすめです。
- 医師:医療技術を駆使して病気の治療を目指す仕事
- 看護師:医師のサポートを行う仕事
- 作業療法士:日常的な動作を通して身体機能の回復を目指す仕事
- 理学療法士:トレーニング手法を駆使して運動機能の回復を目指す仕事
- 介護士:身体の不自由な人の生活のサポートをする仕事
介護業界については以下の記事で解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。
⑨クリエイティブ系
クリエイティブ系としては、以下の仕事が挙げられます。
クリエイティブ系はさまざまな媒体を駆使して表現をする仕事です。
表現力豊かな人や人に伝えるのが好きな人に向いているでしょう。
- UIデザイナー:使いやすいデザインを作る仕事
- ジュエリーデザイナー:宝石のデザインをする仕事
- 空間デザイナー:屋内・屋外を問わずさまざまな空間をデザインする仕事
- クリエイティブディレクター:デザイナーの監督を行なって作品の質を担保する仕事
- インダストリアルデザイナー:工業製品のデザインをする仕事
- UXデザイナー:よい顧客体験を作り出すためのデザインをする仕事
- 動画クリエイター:効果的な動画を作成する仕事
⑩公務員
公務員は公共サービスを提供する施設で働く仕事です。
年功序列で給料が徐々に上がっていったり、定時に帰れたりなどの待遇がよいので人気があります。
- 地方公務員:都道府県・市町村などで働く仕事
- 国家公務員:国家機関で働く仕事
職種選びの注意点
職種を選ぶ前に以下4つを済ませておくようにしましょう。
- 自己分析
- 業界研究
- 企業研究
- 職種研究
就活においては上から順番に行うことで、効率よく理解が深まるのでおすすめです。
まだ終わっていないものがある方は順番にこなしていきましょう。
またすでにお伝えしましたが、実際に体験した上で職種を選ぶことが重要です。
実際にやってみるとイメージと違うと感じることもあります。
就職してから「思っていたのと違う!」と感じると、長く働き続けるのが苦痛になってしまうでしょう。
ミスマッチを防ぐためにも、自己分析などをしっかりと行なった上で実際に仕事を体験してから職種を選んでみてくださいね。
どうしても職種を選べない場合には
ここまで50種類の職種や職種選びの方法を紹介してきました。
しかし、手順に沿って職種選びを進めても「どうしても選べない」と感じる方もいるかもしれません。
どうしても職種を絞り込めない方は、総合職での就職を検討してみましょう。
世の中の職種は総合職と一般職に分かれています。
一般職は仕事内容がしっかりと決められていますが、総合職は仕事内容が明確に定められていません。
総合職なら数年おきにさまざまな仕事を経験できるため、向いている仕事を探せます。
ただ転勤や異動などが発生することがあるので、プライベートを重視する方にはあまり向かないかもしれません。
総合職については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしながら総合職での就活をするのかどうかを検討してみてくださいね。
まとめ
50種類の一覧を中心に職種について紹介していきました。
世の中にはたくさんの職種があるため、どれが自分に向いているのかを選ぶのはなかなか大変なものです。
しかし、しっかりと選んでおかないと就職後に後悔する可能性があります。
もし転職を考えるとなると、働きながら仕事を探さなければいけなくなるので今よりもずっと大変でしょう。
後悔したくない人はぜひ職種選びに向き合ってみてください。
職種選びにおいてはそれぞれの職種について深く研究することが重要です。
職種研究のやり方については以下の記事で解説しているので、こちらも併せて読んでみてくださいね。