【服装例あり】就活で失敗しないクールビズを解説!夏の服装マナーとは?インターンや面接で着こなす方法を男女別で紹介
はじめに
クールビズは夏場の暑苦しさを軽減するために実施されます。
近年では、実施していない企業の方が少ないほど浸透しており、就活でも「クールビズでお越しください」と指示されることも多いです。
しかし、リクルートスーツしか持っていない方にとっては、どのような服装で企業を訪れればいいのかが分からない方もいるでしょう。
そんな方に向けてこちらの記事では、インターンや面接でクールビズの着こなし方や気を付けるべきマナーなどについて解説します。
最後まで読むと意識すべきポイントが分かると思うのでぜひ参考にしてください。
企業がクールビズを着用させる意図
就活でクールビズを実施する目的として以下の2点が挙げられます。
- 冷房の節約を行うため
- 外回りでの熱中症を防ぐため
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
冷房の節約を行うため
ジャケットを羽織って就活をしていると、環境省が推奨している28℃の室温でも暑すぎて集中できないといった弊害が出てきます。
しかし、ノーネクタイ・ノージャケットのクールビズを実施すると、エアコンの設定温度を下げる必要がなくなるのです。
使用頻度も減らせるのでエアコンの使用で膨れ上がる電力消費を抑えられます。
企業からすると作業効率を上げられて電気代の節約にもなるので積極的に実施したいところでしょう。
外回りでの熱中症を防ぐため
クールビズを着用すると、身体にこもった熱を逃がすことができるようになります。
年々気温が上昇している中で、ジャケット・ネクタイを着用して外回りをしていると熱中症になる可能性も高くなるでしょう。
また、外で大量の汗をかいた状態で冷房が効いている室内にいると、寒さを感じてしまい風邪の原因になってしまいます。
そんな就活時の危険を防ぐための手段としてクールビズが適用されているのです。
クールビズを行う期間
就活生がクールビズを着用する期間は、その年の気温や地域などによって異なります。
基本的には、30℃を超える5月1日~9月30日に実施されることが多いです。
それ以降も自己判断でクールビズ着用を呼びかける企業もあります。
明確なルールが設けられていないため、前もって志望している企業の情報を調べておかなければいけません。
事前に説明会やOB・OG訪問をする機会があれば、社員の方がどのような服装をしているのかを確認しておきましょう。
もし可能であれば、直接社員の方に質問してみるといった行動も頭に入れておくと良いです。
就活で失敗しないクールビズとは
就活でクールビズを着用する際、失敗しないようにするためにはインナーについても考えておかなければいけません。
インナーが見えたり透けたりしてしまうと見た目が悪くなってしまうので、意識すべきポイントを以下で見ていきましょう。
外から見えない肌着を着用する
薄手のシャツの下に着用するインナーは見せないようにしなければいけません。
襟元から中のインナーが見えてしまうと、だらしない印象を与えてしまいます。
Vネックのインナーであれば襟元からも見えないのでおすすめです。
丸首のインナーは普段スーツを着用しているときには問題ありませんが、クールビズなら見えてしまうこともあるので注意しましょう。
さらにサイズが合っていなければズボンの中に入れていても、姿勢を変えるたびにインナーが外に出てしまいます。
少し大きめのサイズを選ぶとインナーが出てしまうことを防げ、何度も入れ直す手間を省くことが可能です。
派手な色・柄を避ける
派手な色・柄のインナーは外から透けて見えるので避けなければいけません。
白・黒など一般的に清潔感があると思われている色でも透けてしまう可能性はあります。
クールビズで着用する薄手のシャツでは白・黒色でも完全に防ぐことは難しいです。
インナーに着用すべきおすすめの色として肌に近いベージュ色を選ぶと良いでしょう。
ベージュ色なら肌の色と同化しやすいのでほとんど透けません。
また、ベージュ色に抵抗のある方はライトグレーのインナーでもOKです。
クールビズで気を付けるべきマナー
クールビズを着用する際は参加前に企業から届いた指示に従うようにしましょう。
気を使いすぎた結果、指示に反する行動をとってしまうと失礼にあたることもあります。
また、真夏なので汗をかいてしまうことを想定して臭いにも気を付けなければいけません。
気を使いすぎると逆に失礼
サマーインターンに参加する際、企業から「クールビズでお越しください」と言われている場合はその指示に従って行動すべきです。
過剰に気を使いジャケット・ネクタイを着用して参加してしまうと、指示を守れない人と受け取られることも考えられます。
しかし「スーツでなくても構わない」というようなニュアンスならスーツを着用しても問題ありません。
どちらにしろラフすぎるスタイルでの参加は避けましょう。
ボタンを開けすぎる、半袖シャツの着用などは印象が良くないです。
業界や参加する企業の社風にもよりますがTPOをわきまえて訪れるのが最低限のマナーと言えます。
汗の臭いに気を付ける
薄手のシャツを着用するクールビズでは汗の臭いにも気を付ける必要があります。
臭いの元となる汗の処理を怠ってしまうと人によっては清潔感がないと判断されかねません。
そのため、汗をかいてしまった際には臭い対策も行っておきましょう。
もちろん香水を大量に振ればいいというわけではないです。
強すぎる匂いを振りかけてしまうと、かえって不快感を与えてしまうこともあります。
まずは汗拭きシートで拭き取り、そのうえで無香料のスプレーを使用しましょう。
企業から指定がない場合
企業から服装について何も指示がない場合はスーツを着用して参加しましょう。
「今日は暑いからジャケットは着なくても大丈夫」と勝手に判断してしまってはいけません。
屋外での移動中ではジャケットは羽織る必要はないです。
しかしオフィス内で担当者から指示がない場合はきちんとジャケットを着用しておきましょう。
そもそも会場が冷えている場合もある
企業によっては室内がかなり冷やされている場合もあります。
そのため、そもそも薄手のシャツだけでは寒く感じることもあるでしょう。
担当者が寒くないか聞いてくれることもありますが、基本的には自分で着脱衣をして調節しなければいけません。
そういったときに羽織れるものがあると寒さ対策にもなるので、ジャケットを持参すると良いでしょう。
注意点として、入るからと言ってカバンの中に押し込んでしまってはいけません。
ぐちゃぐちゃに詰め込むと皺になります。
ジャケットは腕にかけ、ネクタイは物が少ないポケットに入れるなどして、綺麗な状態を保ったうえで持ち運びしましょう。
周りが着ていたときに合わせられる
ジャケットを着たうえでネクタイも付けないといけないのか分からない方は、どちらも持っていくようにしましょう。
クールビズスタイルでジャケット・ネクタイを持参せずに企業を訪れて、もし周りの参加者が全員スーツ姿だと手の施しようがありません。
しかし、持参していると周りに合わせて着用できるので安心して面接やグループ討論を受けることができます。
自分のよく知らない場所で、一人だけ違うことをしていると不安で仕方ないです。
そうなると、余計な緊張が生まれてしまうので予めできることは対処しておきましょう。
インターンや面接でクールビズを着こなす方法
クールビズは着こなし方一つで見た目が大きく変わります。
しかし、就活用のクールビズなので浮かないようにしなければいけません。
スマートかつ就活生らしく着こなす方法を見ていきましょう。
男性の場合
男性が就活で着用するクールビズはワイシャツにネクタイを外したスタイルが基本となっています。
ワイシャツは涼しげな色合いの白や薄いブルーなどを選ぶ人が多いです。
どんな色を選ぶにしてもシャツに皺があると目立つため、アイロンをしっかりとかけなければいけません。
パンツはスーツとセットになっている黒・紺・グレー(暗め)を履くようにしましょう。
なお、ベルトについては靴と同色にしないと目立つので注意が必要となります。
就活生にふさわしい見た目としてはベルトと靴の色を黒に統一することがおすすめです。
女性の場合
女性のクールビズで気を付けなければいけないポイントはとにかく過剰な露出を避けることです。
ビジネスシーンにおいてノースリーブ・キャミソールは露出が多すぎるので、ほとんどの企業ではマナー違反となります。
さらに、バストを強調するような衣服も相手に不信感を与えてしまう可能性があるため、ゆとりのあるサイズ感を選びましょう。
太ももが半分ほど見えてしまうミニスカートや足を覆う面積が少ないサンダルも注意が必要です。
露出過多と判断されてしまわないようなコーディネートを心掛けましょう。
男女共通して気を付けること
クールビズスタイルの基本は男女どちらも涼しい服装です。
そのためには、涼しく感じられる素材のシャツを着る必要があります。
クールビズで着用するシャツでおすすめなのがリネン素材です。
リネンシャツは通気性が良く、素材が硬いので汗をかいても肌にくっつくことがなくサラッとしています。
通気性の良いインナーと合わせて着ると、暑さをかなり軽減できるので涼しげに立ち振舞うことができるでしょう。
また、形態安定加工を施しているシャツであれば皺になりづらいのでいつでもすっきりとまとめられます。
クールビズの就活をより快適にするおすすめアイテム3選
クールビズは薄手のシャツを着用するので、汗をかいてそのまま放置してしまうと染みになって目立ちます。
見た目の問題もですが、そもそも自分自身が気持ち悪くなってしまうでしょう。
そんな問題を解消してくれるのが以下の3点です。
- 暑さを軽減するクールインナー
- 脇汗を目立たせない脇汗パッド
- 涼しさを感じられる靴下
ここからは、上記のアイテムについて詳しく解説していきます。
暑さを軽減するクールインナー
汗をかいても蒸れず、べたつかずにサラッと着られる素材のものを選ぶなら冷感インナーを着用しましょう。
通気性の高いドライメッシュ素材のインナーは、体内にこもった熱を逃がして涼しい風を入れ込むことができます。
また、吸湿・速乾性機能が備えられているインナーであれば、汗による水分を吸収してすぐに蒸発させることが可能です。
インナーの素材一つで、着心地が大きく変わるのでクールビズのシャツと一緒に確認しておきましょう。
脇汗を目立たせない脇汗パッド
汗染みを防ぐアイテムとして、脇汗パッドの使用がおすすめです。
肌に直貼りするタイプと服に貼り付けるタイプがあります。
直で貼り付けるタイプは、ピンポイントで貼ることができるのでズレてしまう心配がないのが特徴です。
しかし粘着部分が直接肌に触れるため、痛みを伴う可能性があることに注意しましょう。
また、間接的に貼り付ける方法は剥がす際に服の繊維が傷ついてしまう恐れがありますが、吸水性が高いメリットがあります。
汗パッドを貼り付けていることに気づかれたくない方は、素材が薄い商品を選びましょう。
薄いパッドならかさばらないため、目立たせずに使用することができます。
涼しさを感じられる靴下
就活においては、くるぶしまでの長さではなく長靴下を履くのが一般的なマナーです。
長靴下だと暑さを感じてしまいやすいですが、素材や加工によっては暑さを軽減して履けるタイプもあります。
そこで可能な限り涼しさを手に入れたい方は、通気性が良い綿100%の靴下がおすすめです。
就活生のマストアイテムである黒の革靴を履いていても蒸れにくいので快適な靴下として使用できるでしょう。
まとめ
ここまでクールビズで就活を行うときのポイントを様々な観点から紹介してきました。
あくまでも就活で着用するクールビズなので、ラフすぎない格好で訪問することを心掛けなければいけません。
また本当にクールビズで参加しても大丈夫なのか不安な方は、ジャケットを持参して周りに合わせる方法が一番無難です。
他にも、できるだけ涼しさを感じられるインナーを着たり汗対策を行ったりすることも忘れないようにしましょう。
また、以下の記事ではインターンに参加する際の服装について解説しているのでぜひ参考にしてください。