そこそこの成果で満足だった私に欠如してたのは思考力。見つめ直すきっかけをくれた上長の一言
◎大学 : 慶応義塾大学 法学部
◎学年 : 4年
◎名前 : 浜野 航
インターンシップを始める前の自分
元々興味を持ったものには何でも挑戦する性格だったと思います。
時には、憧れを抱いていたイギリスに短期留学をして国際政治について学ぶこともありました。
また、野球が好きなのでプロ野球の一球速報のデータを打ち込むアルバイトも経験したことがあります。
学業ではいろいろな分野の講義を聞いてみるなど、適度に忙しくしながら充実した日々を過ごしていたのです。
ただ、大学に入ってから何かに夢中でがむしゃらに頑張るような経験をしていなかったと思います。
汗もかかずに落ち着いた日々が続き、「このままで良いのか」という不安な気持ちが大学2年生の時に芽生えたのです。
インターンシップを始めたきっかけは?
営業のインターンシップに興味を持ったきっかけは、大学2年生の時に訪れた企業説明会です。
説明会には自分の第一志望であるマスメディア企業が集結していました。
その際、マスコミの人材にも営業スキルが求められるという事実を知ります。
一見全く関係ないように見える業界でも、営業は必要とされるのです。
ただ取材をしたり番組を作ったりすれば良いと思い込んでいた私には衝撃的でした。
また他の業界に行くにしても、文系であれば多くの人が営業職に就きます。
つまり、必ず営業のスキルはどこかで求められるということです。
そこで学生のうちから経験をしておけば将来有利になるだろうと考え、営業のインターンシップをサイトで探しました。
その時、目に留まったのが現在所属する企業です。
惹かれた理由は、絶対に社会人になったら経験しないであろう「訪問販売」という業務内容であったからです。
他にも給与形態がフルコミッションで、上手くいけばお金も稼げるという環境にも魅力を感じたので応募するに至りました。
インターンシップを通じてどんな風に成長したか
初対面の目上の方でも落ち着いて話せる自信がついたと思います。
「自分が初対面の人に魅力的に感じてもらえるための努力」は訪問販売をやるからこそ経験できることです。
その努力とは、話す速度や抑揚、ジェスチャーや目線など様々な点において言えます。
成長のためにその週の課題を決めて、上司からのフィードバックや自分で録音した音声などを聞きながら改善を繰り返していたのを覚えています。
そして翌週には課題を解決できるようになっていることが必要です。
最近、30年以上営業として働いていた方に訪問営業させていただく機会がありました。
核心を突く質問をするお客様に以前の私ならうまく対応できなかったと思います。
しかし今では上手く説明することができ、その方が働いている会社においでよと言っていただけるまでになりました。
このように、今までだと上手く対応できなかったようなお客様から納得した反応を貰えるようになりたいです。
またこの努力を活かして、就活の面接という場面においてどんな人が相手でも堂々と会話の中で自分を表現できる自信がついたと思います。
成長した理由・要因は?
営業のインターンシップという結果が目に見えて分かる環境と、親身に指導をしてくれる上司の方々の存在があるからだと思います。
私は始めた当初、それなりに上手くいっていたため現状に満足していました。
そのため、自分の問題を深く考えるという姿勢が私には欠けていたのです。
しかし始めてから3か月目、チームリーダーの方に「できないことを認めなさい」と言われます。
ここで初めての挫折を味わいました。
その言葉を貰ったおかげでできないことを認め、上司と一緒に改善に努めて成長につなげることができました。
そして、やはり営業は結果が第一の世界です。
結果を出せば普通の学生では稼げないような額の給料も貰えます。
売れる営業マンを目指すためには、初対面の人からでも信頼を勝ち取れる人間力やコミュケーション力が必要です。
そして私には、その域に近づくために必ずサポートしてくれる上司がいました。
自分の時間を割いてまで熱心に何でも教えてくれるような方々です。
自分が良い営業マンになれたかは分かりませんが、その過程と出した成果を通じて沢山の自信を得ることができました。
これから挑戦したいこと
数字面では月契約数の自己ベストを更新したいです。
始めてから割と月日は経ちましたが、現状に満足せず常に成長している自分でいたいと思っています。
また後輩もかなり多くなってきたので、仕事はもちろん就活やプライベートの相談などどんなことでも頼ってもらえるような存在になりたいです。
また来年から取材に携わる仕事に就くので、知られていないけれど世間に必要な情報というものを分かりやすく伝えていきたいと思っています。
そのためには広い視点を持ち、ニーズを見極める力が必要です。このスキルは営業でも必要とされます。
これまで培ったノウハウを活かして就職してからも活躍していきたいです。
私にとってインターンシップとは
私にとってインターンシップとは「社会人と同じような経験ができる部活動」です。
大学のクラスやゼミ以外のもう一つの居場所であり、目標に向かって仲間と切磋琢磨しながら熱中できる環境があります。
なおかつ、その活動は普通の社会人が取り組むような仕事であるため良い刺激が得られる場所です。
将来にも役立つ経験をしながらお金を貰えて、嬉しい経験も悔しい経験も味わえることが長期インターンシップの良さだと考えます。
- 何か現状に満足していない
- 今まで熱中していたことがあったのに大学に入ってからなくなってしまった
- 今の自分の価値を高めたい
以上のように思っている人にとってインターンシップは良い経験になるでしょう。