【自分の夢を見つける効果的な方法を紹介】夢がない人の特徴とは?メリットや夢を持つことの重要性まで解説
はじめに
就活では将来を考える機会がたくさんありますよね。
5年,10年後を考えるとキャリアをどう積もうかという現実的な話となります。
一方でより長いスパンで「自分は人生どうするのだろう」と漠然と不安になる人もいるのではないでしょうか。
夢を持つことによって、より長期的に自分の人生に対してポジティブになることができます。
青臭いと思わずにどのように夢を見つけるか考えてみましょう。
夢を持つことの重要性
夢を持つこと自体は自分の未来に対して好影響があるだけでなく就活にも優位性があります。
ここでは夢を持つことの重要性について見ていきましょう。
自分で自分の将来に期待ができるようになる
夢を持つことで自分の未来に対してポジティブになれます。
なりたい姿や成し遂げたいことを考えるだけでも楽しくなってきますよね。
具体的な行動にまで落とせるとよりよいでしょう。
メジャーリーガーになったような有名な選手も最初に夢を描きそれを実現するためのロードマップをひいて実現させています。
夢が持つ将来を変える力は本当に大きいものです。
面接で企業の人に魅力的に見える
夢があることによって企業の人たちに自分を魅力的に見せることができるでしょう。
会社の人たちから見れば学生はみんな若い人たちです。
若い人たちこそ自分の将来に向かって夢を抱き挑戦してほしいと考えるのが普通ですよね。
若者が若者らしく青臭い夢を描くことが自然と求められているのが現実です。
面接官自身も気づいていない若者に対する期待値に応えることで自分を魅力的に見せることができるでしょう。
面接やESで自分の将来像を伝えやすくなる
面接やESで夢を聞かれることが多くあります。
夢を聞かれるときは学生の過去・現在・未来のストーリーを理解し、人物像を明確にしたいという意図を持っていることでしょう。
それに対して「夢がありません」という話をしてしまうと、面接官の知りたいことに対して何も回答ができないということになってしまいますね。
もちろん夢を自分のストーリーとして語れる人の方が選考上優位になることは間違いないでしょう。
夢があることで自分を伝えやすくなるのですね。
夢を持つことのメリット・デメリット
何でもいいから夢があればいいのか、と言われるとそうではありません。
ここでは夢を持つことによるメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
まずはメリットから考えていきましょう。
普段からよく考える人と思われる
夢があることによって普段からよく考える人と思わせることができます。
夢があることによってその夢に繋がるヒントやきっかけを日常から探すようになると思わせることができるでしょう。
普段から何も考えていない人に比べ洞察力や思考力があるという印象を与えられるのです。
多少の困難も乗り越えると期待を持ってもらえる
夢をかなえるためには多少困難があったとしても乗り超えることができると期待をもってもらえるでしょう。
現実にどうなのかは別として明確な夢や目標があるとどうやってそれを叶えるのかを考えるだろうと思わせることができます。
社会人の仕事はストレスも多いのが現実ですので、そのストレスに対する耐性があると思ってもらえることは大きなアドバンテージになるでしょう。
ポジティブな思考を持っていると思われる
ポジティブな思考を持っていると相手に思わせることができるのが夢の効果です。
一緒に働きたいと思えるのはネガティブな人よりもポジティブに頑張れる人ですよね。
面接をしているときに相手がポジティブな人なのかどうかを判別するのは面接官にとっても難しい仕事です。
夢の有無がその判断材料の1つになるため、わかりやすく納得感のある夢を語ることができればポジティブな人間として評価をされるでしょう。
デメリット
逆に夢を持つことのデメリットもありますので、こちらも一緒に考えていきましょう。
無理やり夢を作っても嘘になってしまう
普段から夢について何も考えていない人が就活用に夢をつくってしまうと自分の過去・現在・未来との整合がとりづらいでしょう。
無理やりに夢を作ってしまうと嘘であることが分かってしまうため逆効果となります。
夢と経験や行動が連動していないと夢を語ることがデメリットとなってしまうのです。
現在の自分と離れすぎると現在の自分が小さく見える
夢があまりに大きすぎその夢に向かってのステップが不明確となってしまうと現実の自分が小さく見えてしまいます。
世界から戦争をなくしたい、というようなイメージですね。
夢としてはいいのですが、「あなたはその夢のためにうちの会社で何をしますか?」と思われてしまいます。
自分の力で何ができるか、小さいステップでもいいのでその夢に近づくことが重要です。
ロジカルではないので理解してもらえるかはわからない
夢自体はロジカルな説明が難しいでしょう。
面接官のタイプによってはロジカルな話をより好む人もいます。
そのようなタイプの人に夢の話をしたところでむしろ論理的思考が弱い学生という評価をされてしまうでしょう。
面接官のタイプによっても夢の話がどのような効果を出すかが違うので注意が必要です。
夢がない人の特徴とは
夢を持つことのメリット・デメリットを見てきました。
次は夢のない人の特徴について見ていきましょう。
就活開始時点ではそもそも夢がある人の方が少ない
まず就活を始める時点で明確に自分の夢を語れる人は少ないでしょう。
大学生活を自分の夢の実現のために過ごしてきた、と言える人は少数です。
夢を持たないことに対して劣等感を感じる必要はありません。
焦って夢を用意しないといけないことはありませんので、意識しすぎることはしないようにしましょう。
夢がないというより「気づいていない」ことが多い
多くの方が就活を始めると夢を語れるようになります。
夢を捏造しているのではないかと思われるかもしれません。
しかし、多くの学生が自己分析を通じて自分を見つめ直し、夢に気づいているということも事実です。
是非就活で自分の過去・現在を見つめ直し、自分がいつやりがいを感じどのように生きていきたいのかを考えるきっかけにしましょう。
やりたくないことが多く出てくる
夢がない人はやりたくないことが多く出てきます。
あれは避けたいこれはやりたくないと消去法になり、受ける業界・企業が限定的になりがちです。
結局自分で自分の首を絞めることになります。
就活の過程で夢を探すことができれば仕事に対する見方が変わっていくでしょう。
夢を見つける効果的な方法
次に夢を見つけるための効果的な方法を紹介します。
就活で自己分析をする中で少し意識をするだけで大きな変化になりますので参考にしてみてください。
憧れの人を思い浮かべる・見つける
最初にやるべきことは自分の憧れや好きな人のことを思い浮かべることです。
社会人でもいいですし、中学や高校、大学時代での憧れやすごいと思う先輩、友人のことを考えてみてください。
できれば複数の人を思い浮かべて共通点を見つけにいけると、よりわかりやすく夢を抽出することができるでしょう。
なぜ憧れるのかを抽出する
次になぜ自分はその人に憧れを持つのかを考えていきます。
みんながみんな同じ人に憧れや尊敬を持つわけではありません。
他の人との差がそこに出てくるのです。
なぜ他の人は同じ人に憧れを持たないのか、どうして自分がその人を尊敬したのかを考えるようにします。
自分の言葉で憧れを話せるようにする
自分がなぜその人に憧れるのか、尊敬するのかを自分の言葉で語れるようになりましょう。
それが自分が潜在的になりたい姿であり求めるべきものになるはずです。
夢というと大きなものでないといけないと思いがちですよね。
しかし就活で語るべき夢というのはもう少し現実的に近く、自分がステップを刻みやすいもののほうが相手に伝わりやすいでしょう。
面接で「将来の夢」を聞く企業側の意図
就活対策という意味では相手の意図を正しく理解することが大切です。
ここでなぜ企業が学生に夢を聞いてくるのかを確認してみましょう。
面接官が自分で学生に興味を持てるか
特に面接が進めば進むほど「一緒に働きたいかどうか」という直感的な感覚が重要になってきます。
面接官が学生のことを好きになれるかを判断する際に、夢を質問することが一番わかりやすいということでしょう。
壮大な夢を掲げて着実に進む、より身近な夢を抱えて実現できたら次の夢に進む、夢はないがやれることをやる等、様々なタイプがあるはずです。
どのようなタイプが好きかは人によって異なりますが、面接官自身が学生に興味を持てるかどうかを確認するために夢を聞いてくるでしょう。
成し遂げたいことが自社でできるかを確認する
学生の持っている夢に対して、自社で活躍した時に学生の夢をかなえられるのかを確認したいという動機もあるでしょう。
学生の達成したい夢が自分の会社ではかなえられないと思うと、入社後のGAPが大きくなってしまうのでその時点でミスマッチと判断します。
例えば「アフリカの人たちの生活を豊かにしたい」という夢を持つ学生とアフリカに事業基盤のない会社とではミスマッチになりがちです。
こうしたミスマッチを防ぐために質問してきます。
話の一貫性と論理性を見る
学生の過去・現在・将来と夢の一貫性を見るために質問をしてきます。
一貫性があると会社でつらいことがあったときにでも、ここにいる理由を思い浮かべることができるので面接官は一貫性を重視するのです。
実際のビジネスでプレゼンテーションをする際にも一貫性を論理的に説明できるかどうかを確認したいために質問をしてきます。
つまり夢の内容に興味があるわけではなく、ストレス耐性と論理的思考力を見ているだけということですね。
面接で夢を聞かれた時の回答例
では、実際に選考で夢を聞かれたときにどのように回答をするべきか、実例で見てみましょう。
グローバルに活躍したいAさん
大学から夢をもって行動していると非常にわかりやすく説得力のある話ができる例です。
夢を持ったきっかけから一貫して行動をしているとなぜこの会社を受けたか、までがストーリーでつながります。
面接官は学生が成し遂げたい夢が自社で叶えられる、と安心するでしょう。
高校生の時に発展途上国の現状を青年海外協力隊の方に話を伺うことがありました。
そのあとすぐに商社の方がベトナムに発電所をつくり、雇用を生み生活を支えるという話をしてくださったことを鮮明に覚えています。
将来は途上国の人の生活を豊かしたいと思い、大学は世の中の仕組みを知るため経済を専攻しました。
大学2年ではカンボジアに学校を建設するNGO団体のボランティアとして活動し、大学3年ではイギリスで国際開発学を勉強してきました。
私の夢である途上国の方々の生活を豊かにすることを叶えるため、社会人になっても途上国に豊かさを届けるビジネスをしたいと考えています。
目の前の人の役に立ちたいBさん
こちらは目指すべき姿を身近な人を例に提示しています。
目指すべき人の良いところ、どんなところが好きなのかを一緒に説明するとわかりやすいです。
人間性を理解しやすく面接官が学生に興味を持ちやすくなるでしょう。
私は小さいころから両親が共働きで祖父母に育てられました。
祖父母は私に無償の愛を注いでくれてとても感謝しています。
与えられる前に与えることの大切を学びました。
私も将来自分の祖父母のように、与える側の人間になりたいと思います。
大それた夢ではないですが、目の前の人の人生に大きな影響を与え感謝されることが私の夢です。
結婚や家を買うこと、大切な誰か守りたいと思うことなど人の人生の節目に関わる仕事につきたいと考えています。
大きなことを成し遂げたいCさん
大きいことをやりたいという学生がたくさんいます。
しかし大きいことに論理性や一貫性を持たせることは案外難しいものでしょう。
なぜなら学生のうちに大きなことを成し遂げたことがある人が少ないからです。
あえて論理的説明が難しい話題に対し、自分の経験から自分の言葉で語ることで面接官に「なるほど」と思わせる例になります。
あまり論理的ではないかもしれませんが私の夢は大きなことを成し遂げることです。
大きなこととは多くの人に影響を与えられるということを意味します。
小さいころから優等生キャラであった私は周りからよく勉強を教えてほしいと言われていました。
そして実際に自分なりにクラスの仲間にどうやったら勉強を教えられるかを考えていました。
試行錯誤の末自分で教材を作り配ったところ、クラス全体の平均点が一気に上がり先生やみんなから感謝されたのです。
多くの人を幸せにするには仕組が必要なのだなと学びました。
大学では政治サークルに入り、世の中がどのように成り立っているかを学びました。
みんなが幸せになれる仕組みを作ることが私の夢です。
インフラ企業である御社であれば多くの人が幸せに暮らすための仕組みを作ることに寄与できると思い志望しています。
面接で夢を聞かれた時のNG回答例
このように回答すると良くない、というNG事例も一緒に見ておいてください。
夢がないDさん
夢を聞いているのに「夢はありません」というのであれば、「夢がないこと」の理由があるといいでしょう。
目の前のことを頑張りますというだけだと、指示待ちの人間に見えがちで主体性が感じづらいですね。
私には特に夢のようなものがありません。
どちらかと言うと1~3年くらいに細かい目標をたててそれを着実にこなすことで成長をしていくタイプです。
様々な仕事を経験しながら、将来的には自分のやりたいことを見つけていきたいと思います。
その時々に置かれた場所で全力で仕事に励みます。
やりたいことはないがやりたくないことが多いEさん
できればやりたくないことなどのネガティブな話はしないようにしましょう。
仕事は必ずやりたくないこともやらなくてはなりません。
好き嫌いが多いと思われるのはマイナスですので注意してください。
私は昔から得意なものも苦手なものもなく、何でもそつなくこなすタイプでした。
大学に入りカフェでバイトをするようになってからは人と接することや会話をすることが楽しくなりました。
特になりたいものや夢があるわけではないのですが、細かい作業や確認が苦手ですので経理や総務のような仕事は向いていないかと考えています。
私の強みはそつなく何でもやることなのですので、任された仕事はしっかりと前向きに取り組みます。
目の前のことに集中するFさん
単に目の前のことに打ち込んでいるのと、夢や目標があって目の前のことに打ち込むのは全然違います。
より成長性を感じさせるためには今自分がやっていることが何に繋がるかを意識することが大切です。
愚直さや素直さをアピールしようとして失敗するのがこちらの例となります。
特に夢や目標はないのですが、今まで目の前にあることを全力で取り組むことで成長してきました。
将来どうなりたいか今はわかりませんが、厳しさで有名な御社でとにかく目の前の仕事に邁進することで実力をつけたいと考えました。
将来的に力をつけて何かを成し遂げられるように頑張ります。
まとめ
今回は夢を持つことの重要性や夢の見つけ方について見てきました。
就活を開始する時点では明確に夢を語れる状態でなくとも焦る必要はありません。
夢を語ること、過去・現在・未来との一貫性を持つことによって自分の能力の高さを伝え、一緒に働きたいと思ってもらえるようになります。
非常に効果的に活用できますので是非夢を持てるよう自己分析を深めましょう。
自己分析についての記事も以下一覧として紹介していますので参考にしてください。
それでは、就職活動頑張りましょうね。