【内定後から入社までのTo Doリスト】入社までにする準備とは?同期と差をつけるための方法まで紹介
はじめに
就職活動の準備をしている学生の中で内定後の行動について特に考えていないという学生は少なくありません。
内定を貰えた瞬間でゴールと思ってしまい、就職活動のために入れたやる気のスイッチが完全に切れてしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、内定を貰ったからと言って就職活動はそこで終了というわけではありません。
内定後もやらなくてはいけないことややった方が良いことがあり、それ次第で入社後に差がつく場合もあるのです。
そこで本記事では内定後から入社までにするべきことややっておいた方が良いことを時系列で紹介していきます。
内定後から入社までの準備は必須
就職活動では内定を貰ったら終わりではなく、その後の入社までに準備が必須です。
内定を貰って安心感に浸りがちですが、内定後にしなくてはいけない行動はとても多くあります。
入社までにやるべき準備を怠るとそれだけで会社からの信頼も下がってしまうでしょう。
また、他の同期と比べて出遅れてしまう可能性もあるのです。
そのため内定後も気を抜きすぎずに入社までの準備をする必要があります。
ただ、いざ準備をするとなると何をしたら良いのか分からない人も少なくありません。
そこで以降の章から内定後から入社までの準備について紹介していきます。
基本的な内定から入社までの流れ
こちらでは基本的な内定から入社までの流れについて紹介していきます。
①内定連絡
内定連絡では採用選考の結果の連絡を受け取ります。
連絡方法は面接後に指定されていますが基本的に電話かメールで連絡されることが多いです。
この段階は正式な内定状態ではなく、あくまで内定通知の段階のためその後に内定承諾するかしないかを決定します。
②雇用形態などの条件の確認
内定連絡が来た後、企業側から正式な内定通知や雇用形態に関する条件などの書類が送られてくるため確認を行います。
条件の内容に問題がないかを確認した上で内定を承諾するのかを決めるのです。
この際に不明点などがあれば担当者にしっかりと聞いてください。
ここでの確認をしっかり行わないと後々のトラブルに発展することもあります。
内定通知後に送られてくる書類のチェックは特に重要であるためしっかりと行いましょう。
③内定を承諾するか辞退するかの連絡
条件の確認が終わればその企業の内定を承諾するかしないかを決めて企業の担当者に連絡を行います。
連絡手段としては電話やメールなどが一般的ですが、基本的には電話で行うことが望ましいです。
また内定承諾まで期間が設定されている場合とされていない場合があります。
期間設定されている場合はそれまでに連絡し、されていない場合は最低でも1週間以内に連絡することがおすすめでしょう。
④入社日の決定
内定承諾とともに入社日が決定します。
新卒の場合は新年度からが通常となりますが、中途などの場合は会社側との調整が必要になってくるため確認を怠らないようにしましょう。
新卒の場合は基本的に気にしなくても良いですが、引っ越し準備などスケジュールを立てるためにも自分がいつ正式に入社するのか確認します。
⑤雇用契約の締結
入社日まで決定したら正式に雇用契約の締結を行います。
雇用契約を正式に結んだ後の入社辞退はトラブルの元ですので、入社辞退をする場合は雇用契約締結前にしましょう。
正式な雇用契約の締結のタイミングや方法は企業によっても変わってきます。
そのため入社辞退を考えていなくてもどのようなタイミングや方法であるのかを確認しておくと良いでしょう。
⑥入社
入社日を迎えて晴れて会社の一員として社会人生活がスタートします。
入社日当日は入社式が行われる場合が多いため、好印象を持ってもらえるよう明るくはきはきと話しましょう。
入社までに準備するもの・すべきこと
こちらでは入社までに準備するものやすべきことについて紹介していきます。
入社時に必要なものの準備
入社時に必要なものの準備として主に以下のアイテムが挙げられます。
- 服装
- 名刺入れ
- 印鑑
- 手帳
服装とはスーツやワイシャツ、ブラウス、靴などです。
会社によっては私服OKの場合が多いですが、入社式などの場面ではスーツ着用がほとんどなので準備は必須でしょう。
社会人になると名刺交換の場面が増え、名刺が必須になってくることもあるため名刺入れの準備も必要になります。
昨今では脱ハンコが進んできていますが、会社の諸手続きでまだ印鑑が必要な場合があるため準備しておきましょう。
手帳はスケジュール管理に活用するため会社用に1つ新調しておくと良いです。
上記の他にも働く上で準備を指定されるものもあるため指示に合わせて忘れずに準備するようにしましょう。
内定者研修や課題に取り組む
内定者研修や課題に取り組むこともすべきことの1つです。
特に内定者研修は入社後にスムーズに働く上で重要となるため、しっかりと取り組まないと他の同期と差がついてしまいます。
内定者研修は実際に出社して行われる場合が多かったのですが、昨今のコロナ禍の影響でリモートでの実施が増えてきているのです。
学生気分で参加していると思わぬところでミスをしたり入社のための基礎知識が身につかなかったりします。
そのため内定者研修や与えられた課題にはしっかりと真摯に向き合って取り組む必要があるでしょう。
残りの学生生活を満喫する
残りの学生生活を満喫することも入社までにすべきことの1つです。
入社が正式に決まれば自分が学生として過ごすことができる時間も少なくなってしまいます。
そのため学生のうちにしかできないことを入社までに行って最後の学生生活を満喫すると良いでしょう。
社会人になると気軽に旅行することも難しくなるので旅行に行ったり色々なことにチャレンジしたりしてみるのもおすすめです。
入社に向けて生活習慣を整える
入社に向けて生活習慣を整えることもすべきことの1つです。
学生時代は昼夜が逆転してしまうなど生活リズムが乱れがちになる人も少なくありません。
また講義も少なくなり、9時以降に起床する習慣がついている場合もあります。
社会人になると始業時間にもよりますが規則正しい生活が求められるため生活習慣を整える必要が出てくるのです。
入社が決まったら少しずつ社会人になるための生活リズムに改善していきましょう。
内定後から入社までの時系列別ToDoリスト
こちらでは内定後から入社までの時系列別のToDoリストを紹介していきます。
内定連絡後のToDoリスト
内定連絡後のToDoリストは以下の通りです。
内定連絡後のToDoリスト☐契約条件や雇用形態の確認☐複数内定がある場合はどれを辞退するのか決めて連絡する
契約条件や雇用形態の確認
契約条件や雇用形態の確認は内定連絡後に学生がするべき重要なタスクの1つです。
ここでの確認を怠るとその後のトラブルにもつながる可能性があります。
例えば年間休日日数が就職活動時に見たものと相違ないか、残業代がどのようなルールになっているのかは必ず確認するようにしましょう。
複数内定がある場合はどれを辞退するのか決めて連絡する
内定を複数貰っている場合はどの企業の内定を承諾するのかを決めて承諾連絡や辞退連絡をしなくてはいけません。
特に内定辞退の際は相手企業に迷惑をかけてしまわぬよう忘れずに早めに連絡する必要があります。
期限も決められていることが多いため、どの企業の内定を承諾をするのかをしっかりと精査して決めるようにしましょう。
内定承諾後のToDoリスト
内定承諾後のToDoリストは以下の通りです。
内定承諾後のToDoリス☐内定者研修プログラムの参加☐企業から出された課題に取り組む
内定者研修プログラムの参加
内定者研修プログラムへ参加することは学生が内定承諾後に行う重要なタスクの1つです。
内定者研修プログラムは入社後の働き方の説明やどんな業務を行うのか課題を通して学ぶ場となっています。
またプログラミングなどの技術が必要な職種の場合、この研修で主要言語の基礎的な勉強をすることが多いです。
特に新卒の場合は完全未経験での採用がほとんどであるため全く知識がない状態で入社する状態を防ぐ意味合いも強くあります。
内定者研修では業務に対するイメージや取り組み方を学ぶためにも仕事の一環と思って参加しましょう。
企業から出された課題に取り組む
企業から出された課題に取り組むことも重要なタスクの1つです。
課題は取り組むことで業務の一部を体験できるように企業側が用意してくれていることが多いでしょう。
入社後にスムーズに働くためにもとても重要になります。
企業から出された課題の意味を考え、しっかり取り組んで入社までの準備をしましょう。
入社までのToDoリスト
入社までのToDoリスト☐スキルや資格に関する勉強☐業界研究☐ビジネスマナーの勉強
入社までのToDoリストについてそれぞれ解説します。
スキルや資格に関する勉強
スキルや資格に関する勉強は入社までに取り組むと良いタスクの1つです。
業種によって必須の資格やスキルが要求される場合があるため業務に関連する資格やスキルを身につけることは非常に重要となります。
また業務に直接関係なくても業務効率を上げてくれるExcelなどツールの仕様スキルを高めることもおすすめです。
企業によっては資格取得支援や資格取得による賞与が貰える可能性もあります。
入社してから資格を確実に得るためにこの期間に学んでおくと良いでしょう。
業界研究
内定者研修と同時に自分の企業の動きや業界の動向について研究することもタスクの1つです。
就職活動では企業についてネットやOB・OG訪問から主に情報収集していたことでしょう。
内定後はそれに加えて、研修担当者に質問することも可能になります。
入社前後で業務にギャップを感じないためにも再度これから入社する企業がどんな取り組みをしていて自分は何をするのかを考えるのです。
入社後、働きやすくするためにも企業・業界の動向をしっかりと理解した上で自分はどんな取り組みをしたら良いかを考えていきましょう。
ビジネスマナーの勉強
ビジネスマナーの勉強も重要なタスクの1つです。
ビジネスマナーは社会人生活で快適な人間関係を築く上で必須となるでしょう。
そのため学生のうちから勉強しておくことがおすすめです。
企業によっては入社後研修でビジネスマナーを学ぶ機会もあります。
ただ、入社後できるだけ早く業務に携わりたい場合はビジネスマナーを事前に自分のものにしておくと良いでしょう。
長期インターンに参加して入社までに同期と差をつけよう!
内定後から入社までの期間で同期と差をつける方法としておすすめなのが長期インターンに参加することです。
長期インターンとしては自身が入社する企業に関連したインターンに参加することが良いでしょう。
必要なスキルを内定者研修外でも身につけることができます。
また、社会人スキルを学びたい方は営業インターンに参加することがおすすめです。
営業を通して、コミュニケーション能力や論理的思考力を身につけることが可能でしょう。
内定決定後に長期インターンに参加する発想を持つ学生は少ないため内定後に参加するだけでも同期と差をつけられます。
本サイトでは長期インターンに関する記事も幅広く紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
内定後から入社までの注意事項
こちらでは内定後から入社までの注意事項を紹介していきます。
社会人としての自覚を持った行動をする
社会人としての自覚を持った行動をすることは注意事項の1つです。
内定後に気が抜けてしまって軽率な行動をとってしまうと内定取り消しの可能性も出てしまいます。
そのため内定後から入社までに社会人としての自覚を持った行動を心がける必要があるのです。
しっかりと卒業する
例え内定承諾してもそれは卒業できることが前提のものとなります。
そのため卒業できないとなると嫌でも内定辞退せざるを得なくなるのです。
大変な思いをして勝ち取った内定を、卒業できなかったという理由で放棄するのはもったいないので卒業することを念頭におきましょう。
卒業できるか不安な場合は最優先で取り組むべき事項として卒業することを追加して行動する必要があります。
内定辞退をする場合はできるだけ早めに
内定辞退をする場合はできるだけ早めに連絡することも注意事項の1つです。
内定承諾段階での辞退もそうですが承諾後に辞退する場合も早い連絡が重要になります。
ただし契約締結後の内定辞退は公的な書類で契約しているため問題になる可能性が大きいです。
確実に会社に迷惑をかけてしまうことになるため、どうしても辞退しなくてはいけない時はできるだけ早く連絡をしましょう。
内定後に読むべきおすすめの本
最後に内定後に読むべきおすすめの本について紹介していきます。
入社1年目の教科書
この本は新入社員に必要な仕事の原則や行動指針について紹介している1冊です。
新入社員として働く上で事前に知っておきたい心構えや3つの原則は確信をついており、社会人の一歩を踏み出すための勇気を貰えます。
新入社員だけでなく数年キャリアを積んでからも気づきを得ることができるため、就職する上でぜひ読んでほしい本です。
社会人1年目からのお金の教養
この本は社会人としてのお金の不安を払しょくするためにお金に関する教養を学ぶことができる1冊です。
多くの学生はお金に関する勉強をしてきていないでしょう。
就職していざお金を稼ぎ始めてもその使い方や貯め方など不安に思う人は少なくありません。
社会人になるための勉強としてお金の心構えをしっかりと身につけたい方はぜひ読んでみてください。
自分の小さな「箱」から脱出する方法
この本では社会に出た際の人間関係の悩みなどを解決に導いてくれる考え方を学べる1冊です。
多くの人が自己という殻を通して他人を見ており他人の価値観に理解を示さずに生きています。
この本ではそれらを指摘しどうすれば相手を理解した人間関係を築けるかを学ぶことができるのです。
これまでの自分の人間関係を振り返り、その中で自分の考え方を改めるきっかけにもなるのでおすすめでしょう。
まとめ
本記事では内定後の学生のやるべきことについて時系列順で見てきました。
内定を取ると安心して残りの学生生活を満喫しようと行動し始める学生も少なくありません。
しかし、就職活動は内定後もやらなくてはいけない準備が多くあります。
また、内定後の取り組み次第で会社の同期と差をつけることができるのです。
内定後は自分がより良い社会人生活を送れるように準備をしていきましょう。
本サイトでは本記事以外に就活ノウハウに関する記事を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。